便秘解消を探る

ビール、バナナ、ヨーグルト、アーモンド、塩水と次々と出てくる便秘解消メソッドを考察します。

ビールは便秘解消に効果ある?

ビールが便秘解消に効果あるという記事、時々みますね。あれって本当なのでしょうか?

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記事は誰が書いたかをいつもチェックしましょう

こういう、「~が~に効果あり」という情報を見た時に、まず確認して欲しいのが、その記事がどんな媒体に掲載されているか、ということです。

今回の件でいけば、ビール関連の企業(酒造メーカーなど)のページに掲載されていた場合は、一歩引いて見てみたほうがいいかもしれません。だってそういったメーカーがビールは便秘改善には効果ありません、ってわざわざ記事にする理由があまりありませんから。

彼らが記事に書くことは、基本的には作っているものが売れることです。どうして記事にするかの理由は明白です。ネガティブなことは書いても、飲みすぎには注意くらいでしょう。

自分自身の判断基準を持つ

かといって、100%否定すべき、というわけではありません。冷静な目で見てあげましょうということです。何もかももろ手を挙げて記事の内容を真に受ける必要はないのです。同様に記事の内容を100%否定する必要もないわけです。

中には評価すべき内容がもちろんあります。これをいかに自分自身で判断できるようになるか、ということが様々な情報に触れた際に重要になってきます。

 

 ビールが便秘改善に効果があるかどうか。どうやって判断しますか?

評価できるのは下記の点ではないでしょうか。

・水分を取れる。

・アルコールによって血行が良くなる

 

評価できないのは、下記の点です。

・アルコールには利尿作用がある

・アルコールによって内臓が疲弊し、代謝が悪くなる

 

水分が取れることと利尿作用はプライスマイナスゼロになるでしょう。そしていくら血行が良くなるからといっても内臓が疲弊してしまっては元も子もありません。

最悪なのは欲求を前提とした考え方

人間どうしても自分がやりたいこと、欲求を前提にした考え方をしてしまうものです。 お酒を飲みたい、甘いものを食べたい、脂っこいものを食べたい。そういった願いを何とか罪悪感無しにかなえるために、なんとかそれらのメリットをみつけようとするのです。

これがなぜ最悪かと言うと、結局人間は欲望に負けてしまうことがほとんどだからです。飲みすぎなければ、食べ過ぎなければなどと言い、そしてさらにはメリットがあるのだから、と言います。

その結果必要以上の頻度と量を摂取することになるのです。

 

ビールを飲むなとはいいませんし、それは各自の自由です。しかし、便秘解消に効果がある飲み物として飲むのはほとんど効果がない、ということです。少し譲歩するとコップ1杯程度に抑えた上で、おつまみを何か他の便秘解消効果のあるものにしてみるといったことは考えてもいいかもしれません。

まとめ

ビールに便秘解消効果があると言われると、ビール好きな人は、これは都合がいい!と思いついつい飲みすぎてしまいます。

しかし、それが、つまりビールを飲むことが常に便秘解消の解決方法となり得るでしょうか?いつも酔っ払わないと便秘を解消できないというのは現実的でしょうか?

そういったことを踏まえてビールと便秘解消効果について考えていく必要があるのではと思います。